【栄養価に差はある?】オーガニック野菜を選ぶべきなのか?
- crlnishio
- 16 時間前
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こんにちは!
西尾市パーソナルジムリットです。
「オーガニックのほうが栄養価が高い」「農薬の野菜は体に悪い」そんなイメージを持っていませんか?
実は、栄養の観点だけで見ると、オーガニックと農薬を使用した野菜の間に大きな違いはないというのが最新の科学的な結論です。
今回は「栄養価の違い」という観点から、オーガニック野菜について話していきます。
オーガニック野菜と農薬野菜で、基本的な栄養価に大きな差はありません。
イギリス・ニューカッスル大学の研究(Baranskiら, 2014)では、オーガニック野菜の方がポリフェノールや抗酸化物質の含有量がやや高い傾向にあると報告されていますが、ビタミンやミネラルといった基本的な栄養素については有意な差は見られなかったとされています。
> 参考:Baranski M, et al. (2014).「Higher antioxidant and lower cadmium concentrations and lower incidence of pesticide residues in organically grown crops」British Journal of Nutrition, 112(5), 794–811.https://doi.org/10.1017/S0007114514001366
つまり、「オーガニックのほうが栄養価が高い」というのは、必ずしも正確ではなく、少し誤解を含んだイメージと言えるでしょう。
もし、あなたの目的が「健康維持」や「体調管理」であれば、どんな野菜を選ぶかより、どれだけ野菜を食べているかの方がはるかに大切です。
例えば…オーガニック野菜を週に2回食べる人より、通常の野菜でも毎日しっかり食べている人の方が、結果的に栄養状態は良くなる可能性が高いと言えます。
実際、WHO(世界保健機関)は1日あたり400g以上の野菜と果物の摂取を推奨していますが、厚生労働省の「国民健康・栄養調査(2021年)」によると、日本人の平均摂取量はおよそ280gと大きく不足しています。
つまり、今私たちにとって本当に必要なのは、「質」より「量」。
オーガニックかどうかよりも、野菜を十分に摂っているかが問われているのです。
もちろん、オーガニック野菜には「農薬のリスクが低い」「環境にやさしい」といった利点があります。しかし、栄養の観点から言えば、オーガニックでなければいけないというわけではありません。
大切なのは、「継続して野菜をしっかり食べられること」。手に取りやすい価格で、毎日の食卓に無理なく取り入れられる野菜こそ、あなたの健康を支える最良の選択と言えるのではないでしょうか。
このように、良さそうな情報でも、実は微妙な情報であることは多く、何も知らないと情報に振り回されてしまい、結局何をしたらいいのか分からなくなってしまう人が多いです。
少しでも正しい知識を身につけ、健康になってくれる人が増えてもらえると嬉しいです!
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